恩師

 

今は上海にいる

 

恩師のひとりと会えた

 

僕はひごろから会話を弾ませよう、リードしようとして

 

緊張し、焦り、プレッシャーを感じ、失敗し、後悔する

 

今日はかまえていなかった

 

ありのままの自分で話をきいていた

 

彼が話した

 

よっちゃんのことを聞いて喜んでくれた

 

新幹線が便利になっているから中国に来いよと言ってくれた

 

冗談では言っていないだろう

 

その全てが嬉しかった

 

僕はきっと中国へは行かないだろう

 

でも節目節目に彼とかわす少しの会話は

 

いつも少しの後悔とさわやかな友情のあかしを置いていく

 

そして、少しばかり残っている僕の自尊心もくすぐる(これは照れる)

 

これは僕にとって僥倖だ

 

はじめて会った時

 

僕の味方でいてくれた

 

日本を去る時

 

おまえはどうするのかと訊いてくれた

 

僕は、どうしたいのだろう