自社ムーブ

 

注:正確には自社ムーヴだが、なんか嫌なのでムーブと記載する。

 

愛用している腕時計メーカーからダイレクトメールが届いた。

A4見開きのカラー刷りで、新発売の商品や今後の商品展開が掲載されていた。

 

もっとも気になった点は、来年には自社ムーブを発表するだろうという記事。

自社ムーブと言いながらETAベースである事を明かしている。

 

僕は無類の時計好きではないが、機械式腕時計を二本だけ持っている。

どちらも周囲の意見に流されずに好きで買った。

一本は、知名度の高いメーカーのダイバークロノ。

もう一本は、件のメーカー。

こちらは知名度は低くて、詳しい人に言わせればゾンビ。

ゾンビというのは、潰れたり身売りをしてブランド名だけが残っているメーカーの事。

今は、あまり他社がやらない(そして役に立つのか疑わしい)技術に心血を注ぐ、あまり高くない価格帯に属している。

 

自社ムーブの定義がよくわからないんで、雑誌なんかを読むけれど。

どうやら諸説あって。というか、その会社がそう言っていればそうみたい。

本当に一から設計しているメーカーもあれば、ベースを買ってきて自社ムーブと呼べるレベルに仕立てる会社まで、様々。

 

とはいえ、贔屓にしている(ふふふ)メーカーが、ETAベースとはいえ自社ムーブを手がけるというのは、ファンにしてみれば嬉しいニュース。

 

もう一本欲しいなと思っていた矢先のニュース。

その自社ムーブがお目見えするまでもう少し待つのも、楽しいかもしれない。

 

ただ、そのメーカーにはやめて欲しい技術が一つだけある。

何かと言うと、文字盤を光らせる技術が独自で厄介。

簡単にいうと蛍光塗料を塗っている他社に対して、ガスを封じ込めたカプセルを文字盤に配している。

ガスが切れたら修理にいくらかかるんだ、という心配と、微量だが放射性物質を含んでいるのがどうも気持ち悪い。

 

でもやっぱり、垢抜けないデザインや、ユーザーが少ない事、独自の思想を持っている事は魅力。

 

今二本しか持っていないのに、同じメーカーで二本目を買うのは冒険だけど、自社ムーブが出たら欲しいなあ。